2009年09月15日

仕立て屋の恋(1989年 フランス デラ・コーポレーション)

仕立て屋の中年男が向かいに住む女性を愛するあまり、殺人事件に巻き込まれ、人生を狂わせてしまう物語。「髪結いの亭主」のパトリス・ルコントが、ジョル ジュ・シムノンの原作『イール氏の犯罪』(邦題『仕立て屋の恋』ハヤカワ文庫刊)をもとに監督・脚本を手がけたもので、製作順としては「髪結いの亭主」の 前作。製作はフィリップ・カルカソンヌとルネ・クレトマン、共同脚本はパトリック・ドヴォルフ、撮影はドニ・ルノワール、音楽はマイケル・ナイマンがブ ラームス「ピアノ四重奏曲第1番ト短調」を主題に担当。

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薄暗い公園でピオレットという青年が殺された。捜査を担当した刑事(アンドレ・ウィルムス)は、以前強制わいせつ罪で捕まったことのある仕立て屋イール氏 (ミシェル・ブラン)の犯行ではと疑う。極端にきれい好きで孤独なイールは近所の人々からは嫌われており、売春宿に通い、ボーリング場で抜群の腕を披露す ることを習慣としていたが、そんな生活に変化が起きていた。中庭をはさんだ向かいに住む美しいアリス(サンドリーヌ・ボネール)の生活を、夜毎、電気もつ けずにただ眺めることで、彼は彼女に恋い焦がれていた。アリスの部屋に時々婚約者のエミール(リュック・テュイリエ)が訪れるのも知っていた。アリスはエ ミールと結婚したいと願っていたが、彼はいつも返事をごまかしていた。ある夜、自分の部屋を覗き見るイールの存在に気づいたアリスは、最初ショックを受け るが、やがて事件のことを知っているかどうか確かめるためにイールに接近していく。はたしてイールは、エミールがピオレットを殺し、アリスに死体の処理を 手伝わせていたのを目撃していた。だがイールはアリスを愛するあまり警察にはだまっていたのだった。初めはエミールを守るためにイールに接近したアリス だったが、徐々に彼の愛に心が揺れていく。それはボクシング観戦の日に絶頂となった。イールはアリスに一緒にスイスに逃げようと持ちかけ、リヨン駅で待つ が、アリスは来ず、落胆したイールがアパートに戻ると、そこには殺されたピオレットのコートを彼の部屋に置いたアリスと、通報を受けてやってきた刑事が 待っていた。アリスの裏切りに対しても「君を恨んではいない。ただ死ぬほど切ないだけだ」と話すイール。そして隙をついて屋上に逃げるが、足を滑らせて転 落してしまう。アリスは全ての感情を押し隠して、その様子をイールの部屋の窓から見続けていた…。だが全ての真相は、イールがアリスと国外脱出するのを前 提としてしたためていた刑事への手紙で明らかになった。

キャスト(役名)

    * Michel Blanc ミシェル・ブラン  (Monsieur Hire)
    * Sandrine Bonnaire サンドリーヌ・ボネール  (Alice)
    * Luc Thuillier リュック・テュイリエ  (Emile)
    * Andre Wilms(2) アンドレ・ウィルムス  (L'inspecteur)
    * Philippe Dormoy   (Fran8fa1dbois)

スタッフ
監督

    * Patrice Leconte パトリス・ルコント

製作

    * Philippe Carcassonne フィリップ・カルカッソンヌ
    * Rene Cleitman ルネ・クレトマン

原作

    * Georges Simenon ジョルジュ・シムノン

脚本

    * Patrice Leconte パトリス・ルコント
    * Patric Dewolf パトリック・ドヴォルフ

撮影

    * Denis Lenoir ドニ・ルノワール

音楽

    * Michael Nyman マイケル・ナイマン

美術

    * Ivan Maussion イヴァン・モシオン

編集

    * Joelle Hache ジョエル・アッシュ

衣装(デザイン)

    * Elisabeth Tavernier

録音

    * Pierre Lenoir

字幕

    * 丸山垂穂 マルヤマタリホ
posted by kazama at 02:00| Comment(26) | 最新映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

彼女の名はサビーヌ(2007年 フランス アップリンク)

『仕立て屋の恋』などフランス映画界を代表する女優サンドリーヌ・ボネールが、自閉症と25年 間闘い続けた実の妹の姿を追ったドキュメンタリー。初の長編監督として脚本・撮影もこなしたサンドリーヌは、妹サビーヌの若いころの姿から、不適切な診断 を経て施設に暮らすはめになった現在までの変化を慈愛に満ちた姉の視点から映し出す。自閉症患者ケアの問題に一石を投じると同時に、容赦ない悲劇に見舞わ れた姉妹の姿に心を揺さぶられる。

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サンドリーヌ・ボネールには、陽気で美しく芸術的才能が豊かな1歳違いの妹サビーヌがいたが、自閉症の妹は幼いころから特別なケアが必要だった。兄の死を 契機に彼女の孤立感は増し、その不安が家族と自分に対する衝動的な暴力として現れてしまう。やがて、不適切な診断で28歳で精神病院へ行くが、退院時には 変わり果てた妹の姿があった。

スタッフ
監督・脚本・撮影: サンドリーヌ・ボネール
共同脚本・撮影: カトリーヌ・キャブロル
録音: ジャン=ベルトラン・トマソン / フィリップ・リシャール
編集: スヴェトラナ・ヴァインブラット
音楽: キャロ・ディアロ / ニコラ・ピオヴァーニ
オリジナル楽曲: ジェファーソン・ランベィエ / ウォルター・グエン
プロデューサー: トーマス・シュミット
キャスト
サビーヌ・ボネール
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4分間のピアニスト(2006年 ドイツ GAGA)

中の天才ピアニストと教師の魂の交流を描いた感動作。監督・脚本は「Shattered Glass」のクリス・クラウス。出演は、「ラン・ローラ・ラン」のモニカ・ブライブトロイ、1200人の中から選ばれた新星、ハンナー・ヘルツシュプル ング。2007年ドイツアカデミー賞作品賞、主演女優賞受賞。

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ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライブトロイ)は、ジェニー・フォン・レーベン(ハ ンナー・ヘルツシュプルング)の才能を見出す。クリューガーはジェニーの指導に残りの人生を捧げる決意をし、所長を説得して彼女のレッスンを始める。ジェ ニーは、彼女を天才ピアニストにするために引き取った養父のもと、幼いころから国際コンテストに出場して神童と騒がれたが、愛を知らずに育った。クリュー ガーもまた、愛した人を若くに亡くして以来、音楽だけを頼りに生きてきた。すぐに感情を爆発させるジェニーを、クリューガーは辛抱強く指導する。ジェニー が看守のミュッツェ(スヴェン・ピッピッヒ)に危害を加えたため、彼の同僚はレッスンを妨害した。ジェニーの養父・レーベン(ヴァディム・グロウナ)の差 し金で記者が取材に来る。ジェニーは手錠をかけられたまま見事な演奏を披露し、その記事のおかげでレッスンは順調に進むようになる。ジェニーはコンテスト に出場するが、予選当日、極度の緊張からトイレの鏡を殴打する。手を負傷したにもかかわらず、ジェニーの演奏は素晴らしかった。帰りに寄った病院で、ジェ ニーは逃走を図るが失敗。彼女は、過去の哀しい事件をクリューガーに告白する。自分の才能を信じるクリューガーに、ジェニーは心を開き始める。復帰した ミュッツェはクリューガーを尊敬するあまり、2人の姿に嫉妬する。レーベンがクリューガーの家を訪れる。彼は、ジェニーは恋人の罪を被っただけで無実であ ると訴えた。また彼はクリューガーの経歴を調査していた。彼女は自身の裏切りや恋人の死のために、栄光の未来を捨てたのだった。決勝直前、ミュッツェの策 略でジェニーは暴力事件を起こす。それによりジェニーはピアノを禁じられ、彼女をかばったクリューガーも解雇される。しかしクリューガーには、法をも怖れ ぬ計画があった。

 

キャスト(役名)

    * Hannah Herzsprung   (ハンナー・ヘルツシュプルング)
    * Monica Bleibtreu   (モニカ・ブライブトロイ)
    * Sven Pippig   (スヴェン・ピッピッヒ)
    * Richy Muller リッキー・ミュラー  (リッキー・ミューラー)
    * Jasmin Tabatabai ヤスミン・タバタバイ  (ヤステン・タバタバイ)
    * Stefan Kurt ステファン・カート  (ステファン・クルト)
    * Vadim Glowna   (ヴァディム・グロウナ)
    * Nadja Uhl ナディヤ・ウール  (ナディア・ウール)
    * Peter Davor   (ペーター・ダフォア)

スタッフ
監督

    * Chris Kraus

製作

    * Meike Kordes
    * Alexandra Kordes
    * Chris Kraus

脚本

    * Chris Kraus

音楽

    * Annette Focks

美術

    * Silke Buhr ズィールケ・ブーア

編集

    * Uta Schmidt

衣装(デザイン)

    * Gioia Raspe

音響効果

    * Andreas Ruft

その他

    * Susana Sanchez

撮影監督

    * Judith Kaufmann ジュディス・カウフマン
posted by kazama at 01:00| Comment(0) | 2006年 ドイツ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする